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入江悠×伊賀大介対談 映画とファッションの交差点

入江悠×伊賀大介対談 映画とファッションの交差点

インタビュー・テキスト
宮崎智之(プレスラボ)
撮影:菱沼勇夫

恥をかくのって大事ですよね。僕もどんどん恥かいていこうと思ってて。(入江)

入江:これからのスタイリスト・伊賀大介としてのビジョンはあるんですか?

伊賀:僕は岡本太郎が本当に大好きで、『今日の芸術』という本を100冊くらい買って知り合いに配りまくっていたこともあったんですけど、岡本太郎ってなにやっていても岡本太郎じゃないですか。「職業・岡本太郎」みたいな感じでやっていければ、理想ですよね。スタイリストだからこれをやったら駄目とか自分に制限を設けず、服に携われることなら何でも垣根なしにやっていきたいと思っています。

入江:若い人に向けて何かアドバイスするとしたら?

伊賀:んー……、特にないんですよね(笑)。僕自身もまったく抜けたとは思っていなくて、常にもがいている状態ですし、これは一生続いていくと思うんですよね。それこそ、『SR』の中でかかる曲“Keep on Moving”じゃないですけど、2歩進んで3歩下がるみたいな。『SR』って、そういうところがビンビンくるんですよね。他人は「お前は負けた」というかもしれないけど、別に自分が負けたと思っていなければ、全然負けじゃないんです。「3歩下がっちゃってるけど、それでも前にいくぞ!」と思い続けたいですね。だから若い人に言うことがあるとすれば、「ともにもがき続けましょう!」といったことくらいでしょうか。

左から:入江悠、伊賀大介

入江:恥をかくのって大事ですよね。僕もどんどん恥かいていこうと思ってて。

伊賀:まだ30代で出来上がっててもしょうがないですしね。入江さんは『SR』シリーズ以降のビジョンはあるんですか?

入江:いくつか仕事の依頼を頂いたりするんですけど、他の監督が出来る作品だったら、自分がやらなくていいかなと思うんです。子どもの頃もともと病弱だったので、この1本を撮って、もしかしたら死ぬかもしれないということをよく考えるんですね。そのときに、「あれ? これが最後でいいのかな?」と思いたくない。今は、生と死が問われるシチュエーションのSF作品を撮ってみたいと思っています。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ターミネーター』などのハリウッド映画で育った世代なので、やっぱり最終的にはそっちに挑戦してみたいんですよ。いつか実現出来たときには、スタイリングをお願いします。

伊賀:ぜひぜひ(笑)。

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番組情報

『入江悠の追い越し車線で失礼します Driven by 三井ダイレクト損保』

毎週日曜日20:30〜21:00からTOKYO-FMで放送

リリース情報

『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(DVD)
『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(DVD)

2012年11月21日発売予定
価格:3,990円(税込)
発売元:アミューズソフト/メモリーテック

監督・脚本・編集:入江悠
出演:
奥野瑛太
駒木根隆介
水澤紳吾
斉藤めぐみ
北村昭博
永澤俊矢
ガンビーノ小林
美保純
橘輝
板橋駿谷
中村織央
配島徹也
中村隆太郎
HI-KING
回鍋肉
smallest
倉田大輔

プロフィール

入江悠

1979年、神奈川県生まれ。監督作『SRサイタマノラッパー』(2009)が『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』でグランプリ、『富山国際ファンタスティック映画祭』で最優秀アジア映画賞を受賞。同シリーズ3作目『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(2012)では野外フェスシーンに延べ2000人のエキストラを集め、インディペンデント映画として破格の撮影規模が話題となる。

伊賀大介

1977年 西新宿生まれ。96年より熊谷隆志氏に師事後、99年、22才で独立してスタイリストとして活動開始。雑誌、ミュージシャン、広告、映画、演劇のスタイリングなどを手がける。band所属。

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