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高野修平×小藥元 記憶に残る広告に欠かせない、2つの要素を語る

高野修平×小藥元 記憶に残る広告に欠かせない、2つの要素を語る

トライバルメディアハウス
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:豊島望 編集:矢島由佳子

長く続いているブランドのCMを顧みると、音楽が世界観を構築していることが多いに気づかされます。(小藥)

―企業のイメージを変えるだけでなく、そのなかの人たちの意識改革まで行うわけだから、コピーライティングというのはものすごく重要であり、そこに音楽を掛け合わせることで、さらにパワーが生まれるわけですね。そういう意味で、高野さん率いるトライバルメディアハウスのModern Age/モダンエイジは、今後どのような役割を果たしていくと、小藥さんは思いますか?

小藥:僕が「言葉」を武器にしているように、修平は「音楽」が武器であり、それをベースにコミュニケーションを設計することができます。これまで「音楽」と「マーケティング」を掛け合わせるということを、標榜している人が実はひとりもいなかった。だから彼は今、注目を浴びているのではないかと思います。

長く続いているブランドのCMを顧みると、音楽が世界観を構築していることが多いに気づかされます。サントリーさんの「金麦」しかり、「そうだ 京都、行こう。」も自然とあのメロディーが聴こえてきますよね。それをコミュニケーションする力や、ダイレクトにコーディネートする力が、修平にはあるわけですから、それは強いですよね。

左から:高野修平、小藥元

―たしかに、印象深いCMは、音楽と言葉の両方が記憶に残っているケースが多いです。

小藥:それともう1つ、人と人って、結局は信頼関係や情熱でつながっているんですよね。「お前がそこまで言うなら信じるよ」と思ってもらえるのは、かなり有利になる。修平と仕事して分かったのは、明らかに修平が言うからマイラバも乗ってくれたということ。ちゃんと情熱が伝わっていて、それはすごいことだと思いました。

―高野さんが音楽の力を心から信じているからこそ、クライアントに対しても説得力があるのでしょうね。

小藥:そうだと思います。そういう説得力がなければ、プレゼンしたところで絶対に採用されない。今回のマイラバも、感覚ピエロのときも、その他もそうだと思うのですが、彼らの音楽のどこがいいのか、それがクライアントにどんなメリットがあるのか、ちゃんと説明ができる。だから、価値が重なる部分を相手も見出してもらえるのでしょうね。

情報大爆発の時代だからこそ、心に訴えかける最も強力な武器は「言葉」と「音楽」であるような気がしています。(高野)

小藥:あと、修平はデジタルに詳しいところも強みですよね。そこをカバーできるのは、クライアントにとっても心強いのではないかと。今回は、マスマーケティングだけではなく、デジタル中心に設計した果てにマスマーケティングがあった。この連動感や細かいケアがあってこそ、クライアントは安心するのではないかと思います。

高野:基本スタンスは「デジタル」ですが、今回はテレビCMや雑誌広告、シネアドなど、マスマーケティングの領域も元さんと一緒に実施することができました。

これからも、ブランドマーケティングと音楽マーケティングを掛け合わせることで、新しいマーケティングやコミュニケーションの形を作れたらなと思います。音楽を軸に、マスもデジタルも、王道も感覚ピエロと立命館大学のような飛び道具も、手法ニュートラル、メディアニュートラルで設計していきたいなと。ブランドと音楽の融合は、もっとたくさんの可能性があるのではないかと思っています。

左から:高野修平、小藥元

―デジタルとマスの融合が、今後ますます重要になっていくなかで、「音楽」と「言葉」の力こそ、欠かせない要素になっていくと。

高野:デジタルとマスの両方をやってみて思ったのは、デジタルが加速していく時代のなかで、「言葉」の力も「音楽」の力もますます高まっていくということ。つまり、より一層「言葉」と「音楽」はマーケティングにおいて重要な要素となってくる。

今回の施策において、ショートフィルムの他にもテレビCMや雑誌、シネアド、SNS、コンテンツマーケティング、ライブ、戦略PR、宿泊プラン、ホテルの部屋作りなど、まさにマーケティング全域をやらせていただいたなかで、「PRESENT LOVE.」という言葉が出発点であり、帰着点としてできたのはよかったです。まさに元さんの言う通り、言葉が広がっていった感覚がありました。情報大爆発の時代だからこそ、心に訴えかける最も強力な武器は「言葉」と「音楽」であるような気がしていますし、未来もあると思っています。

―今後もお二人からどんな「記憶に残る広告」が生まれるのか、楽しみにしています。

高野:今回、元さんを始め、多くのスペシャリストと組んで「PRESENT LOVE.」プロジェクトを手がけることができました。これからも「PRESENT LOVE.」は続いていきます。今年は始まりの年でしたけど、来期はもっと「PRESENT LOVE.」が広がっていくといいなと思います。

そして、またいろいろなプロフェッショナルな方と組んで、お客様の課題を解決し、誰かの人生を少しでも変えるようなものを作っていけたらいいなと思いますね。それが「広告」だと思います。

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会社情報

Modern Age/モダンエイジ
Modern Age/モダンエイジ

マーケティングデザインカンパニー「トライバルメディアハウス」内にある、エンターテイメントマーケティングレーベル「Modern Age/モダンエイジ」。音楽からエンターテイメント全般を支援するエンターテイメントに特化した日本初のマーケティングレーベル。エンターテイメント業界だけではなく、エンターテイメントを活用して、企業やブランド戦略やマーケティング支援も行う。これまでも多くのナショナルクライアントにエンターテイメントを融合させたマーケティングコミュニケーションをプロデュースしている。また、エンターテイメント業界では、テレビ局、音楽配信会社、音楽レーベル/メーカー、観光、スポーツ団体、アミューズメント施設など、デジタルにとらわれないメディアニュートラルでマーケティングコミュニケーションをプロデュースしている。

プロフィール

高野修平(たかの しゅうへい)

エンターテイメントマーケティングレーベル「Modern Age/モダンエイジ」レーベルヘッド。コミュニケーションデザイナー / クリエイティブディレクター。音楽を中心にエンターテイメント業界へのマーケティングを支援しつつ、ブランドとエンターテイメントを掛け合わせるコミュニケーションデザインが専門領域。日本で初のソーシャルメディアと音楽ビジネスを掛けあわせた著書『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネス新時代-』、『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略』を執筆。メディア出演、講演、寄稿など多数。2014年4月18日に3冊目となる『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング-戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法-』を上梓。また、THE NOVEMBERSのコミュニケーションデザイン、クリエイティブディレクターも担当している。M-ON番組審議会有識者委員。尚美学園大学非常勤講師。

小藥元(こぐすり げん)

コピーライター。1983年1月1日生まれ。早稲田大学高等学院ー早稲田大学卒業後、2005年(株)博報堂入社。2014年8月「meet&meet」設立。meet Inc. 代表取締役。東京コピーライターズクラブ会員。これまでの主な仕事に、サントリーこくしぼりプレミアム「きょうは、幸福につかろう。」、JEANS MATE「ジーンズは、まだ青い。」、川崎市「Color's Future!いろいろって、未来。」、Family Mart「Fun&Fresh」、キレートレモン「なりたい人は、わたしの中にいる。」などのブランドスローガン開発、仙台PARCO2「オトナ考えるPARCO。」などのブランドコンセプト開発、Pana Home「artim」、モスバーガー×ミスタードーナツ「MOSDO!」、コメダ珈琲店「ジェリコ」などのネーミング開発など、数多くの言葉を軸としたコミュニケーション設計を手がける。企業のビジョン・ミッションステートメント開発も数多い。

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