チェルフィッチュがサンガツと共に独自の音楽劇に挑む新作公演『地面と床』

岡田利規が主宰する演劇カンパニー・チェルフィッチュの新作公演『地面と床』が、9月28日と29日に京都府立府民ホール アルティ、12月14日から23日まで神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場で上演される。

9月からスイス、オランダ、アイルランド、フランス、ドイツを巡るヨーロッパツアーを経て国内で上演される『地面と床』は、チェルフィッチュの音楽を多数手掛けているバンド・サンガツと共に初めて挑戦する音楽劇。日本語がほとんど誰にも伝わらなくなった近未来の日本を舞台に、言葉と故郷を失いつつある社会に生きる「生者」たちと、彼らを憂う「死者」の対立が描かれる。

同作について岡田は、「今回わたしたちは、舞台という時間／場所とでシェアすること――これがわたしたちなりの音楽劇の定義です――、このシェアっぷりをできるだけ驚くべきものとすること、できるだけはっきりとそれを観客に提示すること、をめざしました」とコメントしている。

国際舞台芸術フェスティバル『KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2013』の公式プログラムとなる京都公演のチケットは現在発売中。神奈川公演のチケットは10月5日から一般発売されるほか、9月28日から劇場先行販売される。

（画像：チェルフィッチュ『地面と床』（『クンステン・フェスティバル・デザール』初演風景） photo: Kamel Moussa）

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