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『文藝』17年ぶり重版&特集「韓国・フェミニズム・日本」が11月に単行本化

7月5日に発売された雑誌『文藝 2019年秋季号』の重版が決定。同号の特集が11月に単行本化される。

1933年に創刊され、4月発売の夏季号で約20年ぶりに大幅リニューアルした文芸雑誌『文藝』。『文藝 2002年冬季号』以来、約17年ぶりの重版となる『文藝 2019年秋季号』の特集記事「韓国・フェミニズム・日本」では、チョ・ナムジュのベストセラー小説『82年生まれ、キム・ジヨン』など韓国文学を通じて、日本文学の現在と世界文学のこれからを照射する。

『82年生まれ、キム・ジヨン』の翻訳者・斎藤真理子と鴻巣友季子による特集巻頭対談「世界文学のなかの隣人──祈りを共にするための『私たち文学』」や、チョ・ナムジュ、西加奈子、パク・ソルメ、イ・ラン、アジア初の『ブッカー国際賞』受賞作家ハン・ガンら日韓の作家10人による短篇、韓国出身の日本語ラッパーMOMENT JOONの自伝的小説『三代(抄) ――兵役、逃亡、夢』などを収録。

特集外では、山崎ナオコーラの『リボンの男』、『ルポ 川崎』の磯部涼の新連載「移民とラップ」、李龍徳の連載「あなたが私を竹槍で突き殺す前に」の最終回、前号からスタートしたいとうせいこうの連載「福島モノローグ」、岸政彦と柴崎友香による連載「大阪」などが収められている。

『文藝 2019年秋季号』は、海外からの寄稿を多く集めたことや、多分野からフェミニズムを考える論考が集まった構成が発売前から話題となり、初日から売り切れ店が多数報告。刊行後はSNSを中心に口コミが拡がり、全国の書店で完売店が続出したことに加えて、発売5日目には紀伊國屋書店の全国消化率が76%を超えるなど、売れ行きも異例の事態であることを受けて今回の重版が決まった。7月19日以降順次書店着予定。

同特集の単行本化にあたってはテーマをさらに深めた内容を予定。また今回の特集をきっかけに韓国の出版社との合同企画が現在進行中とのこと。

『文藝 2019年秋季号』表紙
『文藝 2019年秋季号』表紙
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