今週の編集部まとめ

毎週火曜日更新 2016年5月16日
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編集部員の、ちょっとひとこと

  • 柏井万作(CINRA.NET編集長)
    柏井万作(CINRA.NET編集長)

    CINRA設立10周年

    先週の5月10日は、株式会社CINRAの設立10周年記念日でした。一緒に起業した社長の杉浦と二人でご飯を食べに行って、これまでのこと、これからのことをあれこれ話しながらお祝いしたのですが、さすがに10年も経つと、多くのことが変化していて驚きますね。20年くらい前にフィッシュマンズが<ドアの外で思ったんだ あと10年たったら なんでもできそうな気がするって>と歌っているんですが、そのあとに続くフレーズが10代だった当時の自分にはわからなくて、ずっと心の中に残っています。気がついたら今はもう佐藤伸治の年齢を超えてしまったけど、その分、理解できることは少しだけ増えたかもしれません。今はもう、「なんでもできそうな気がする」なんてことは言えないけど、この10年で、「少しは何かできそう」くらいにはなった……のかな(笑)。次の10年後はどんな風に思えるだろう? と考えると、ちょっとワクワクします。

  • 佐々木鋼平
    佐々木鋼平

    大物アーティストの悲しいニュースが続く

    蜷川幸雄さんの作品は世代がかなり上ということもあり、触れる機会はたった1回しかなかったが、その「たった1回」がものすごく強烈だった。『F/T14』で上演された『さいたまゴールド・シアター 鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』は、平均年齢75歳の老人俳優(素人)が数十人、時には下着姿で舞台上を駆け回り、そのストーリーは武装した老人たちが裁判所を占拠し、検事からあげくの果てには自らの孫にまでに次々と死刑宣告を繰り広げるというもの。まさに「芸術」でしか表現しえない過激すぎるメチャクチャな内容に、「こんなことをやっていいんだ……!」という驚きと、驚きを超えて処理しきれない感情は、腹の底からの「笑い」となった。スーパーラディカルでインテレクチュアルでエンターテイメント。蜷川さんの作品を観ることができて本当によかった。

  • 野村由芽(CINRA.NET編集部)
    野村由芽(CINRA.NET編集部)

    針と糸で蘇生

    刺繍というのは、小さな生物を生み出す作業だなと思うことがあるのですが、ビョークのコスチュームデザインなどを手がけるジェームス・メリーの刺繍が素敵。ナイキやアディダスといったヴィンテージのスポーツウェアに、彼の故郷であるアイスランドの大地に咲く植物を色とりどりの糸で生み出す理由のひとつには、開発と自然破壊を進める国に対する抵抗の心がこめられているとか。

  • 矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
    矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

    オダギリジョーがCINRA編集部に入ってくるのはいつですか?

    テレビドラマを細かくチェックするほうではないのですが、今クールは4本も見ています。『ラヴソング』『重版出来!』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『ゆとりですがなにか』。どれも自分にとって他人事にはできない要素があって、毎週見入ってしまう。『重版出来!』は、編集の仕事をしている人だけでなく、もの作りにかかわってる全ての人が背中を押される内容なのではないかと思う。『ラヴソング』では、吃音症という難しい役を演じる藤原さくらさんを見ていると、3か月前に彼女が我々に語ってくれた言葉を思い出します。「100パーセントの自信がなくても、どんどん表現していく。それってすごく大事なこと」。彼女のチャレンジ精神と向上心、そして天真爛漫な姿からは、パワーをもらってばかりです。

  • 飯嶋藍子
    飯嶋藍子

    はっとする日本語

    「内田百間のペンネームは地元の百間川という川が由来らしい」と先輩の野村から聞いて、その法則でいくと私は飯嶋売買(うりかり)とかになるんだなと思っていた今日この頃。内田百間の日本語にははっとさせられる美しさがあるよねと話していて、遠い昔に読んだ『ノラや』(猫好きバイブルといって言い)を購入。最近はハウツー本のようなものばかり読んでいたので、雨の匂いも漂ってくるような、猫のしっぽが触れてくるような、日本語の美しさと繊細さ、息遣いにうっとりしました。

  • 山元翔一(CINRA.NET編集部)
    山元翔一(CINRA.NET編集部)

    カルチャーと人間関係

    音楽をはじめとする、カルチャーは人間関係の橋渡しになると思います。週末に遠出してまで会いたい人がいるのは、何気ないようでいて、かけがえのないこと。くだらないことで笑いあったり、深夜までお酒を飲みながら語り合ったり、そういった大切な人とのつながりは全部、音楽があったからこそだな思うわけです。先週末に公開となった映画『世界から猫が消えたなら』でも、ひとつのカルチャーによって育まれた人間関係がひとつの鍵として描かれています。先日公開された永井聡監督と主題歌を歌うHARUHIさんの対談でも、カルチャーと人間関係にまつわるお話をしていただきました。

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