ガラパゴス的進化続ける日本美術の独創性を再発見、16作家出展の『JALAPAGOS展』

日本美術の独創的な魅力を再発見する企画展『JALAPAGOS(ジャラパゴス)展』が、10月8日から福岡・天神の三菱地所アルティアムで開催される。

同展は、昨年の『TOKYO DESIGNERS WEEK 2010』で開催された同名展を再構成し、様々な形での日本文化継承をテーマに多彩な作品を紹介するもの。出展者は、会田誠、天明屋尚、田名網敬一、チームラボ、山口晃、池田学、鴻池朋子、近藤聡乃ら総勢16作家。企画・キュレーションを三潴末雄(ミヅマアートギャラリー ディレクター)が手掛けている。

なお、同展のタイトルは、ジャパンと、産業界では世界の潮流とかけ離れた進化として否定的に使用されることの多い「ガラパゴス」を組み合わせた造語から名付けられている。漫画、アニメなどのサブカルチャーや浮世絵に影響を受けたスーパーフラット的アート、大胆な美術史観に基づくBASARA美学など、鋭敏に変化し続ける日本美術の「ガラパゴス」な独自性を感じとる絶好の機会になるだろう。


企画展
『JALAPAGOS(ジャラパゴス)展』

2011年10月8日(土)~11月27日(日)
会場:福岡県 三菱地所アルティアム

出展作家:
会田誠
池田学
岡本瑛里
加藤愛
加藤泉
鴻池朋子
近藤聡乃
指江昌克
田名網敬一
チームラボ
天明屋尚
町田久美
松蔭浩之
宮崎勇次郎
山口晃
山本竜基

休廊日:10月18日(火)、11月15日(火)
料金:一般400円 学生300円(再入場可、高校生以下無料)

(画像上から:会田誠+加藤愛『愛ちゃん盆栽(松)』2005 ミクストメディア 73×35×35cm 撮影:宮島径 ©AIDA Makoto・KATO Ai, Courtesy Mizuma Art Gallery、鴻池朋子『ナイファーライフ』2000-01 アクリル、鉛筆、墨、キャンバス、木パネル 1800 x 8100 x 50 mm 高橋コレクション 撮影:宮島径 ©KONOIKE Tomoko,Courtesy Mizuma Art Gallery、池田学『領域』2004 42×59.5cm 紙にペン、インク 高橋コレクション ©IKEDA Manabu Courtesy Mizuma Art Gallery、『金原ひとみ#1』 2005 ラムダプリント 90×120cm ©MATSUKAGE Hiroyuki Courtesy Mizuma Art Gallery、指江昌克『MONSTER』キャンバス、油彩 194x162cm 撮影:宮島径)

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