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殴り合う果ての関係性 contact Gonzo インタビュー

殴り合う果ての関係性 contact Gonzo インタビュー

インタビュー・テキスト
前田愛実
2010/09/10

一見すると殴り合いのような、もしくは格闘技やサッカーの妙技を思わせるワイルドな身体の接触を展開して活躍するcontact Gonzo。激しく、しかし時に優美なまでにスリリングなパフォーマンスで国内外で注目を浴びている彼らが、今回はあいちトリエンナーレに出演する。メンバーの塚原悠也さんに、グループ結成から『あいちトリエンナーレ2010』出場の意気込みまでをお聞きした。

(インタビュー・テキスト:前田愛実)

「contact Gonzo」というメソッド(手法)

─contact Gonzoを始めたきっかけを教えてください。

塚原:垣尾優というダンサーに誘われて「コンタクト・インプロビゼーション」(体重のやりとりを行ないながら2人〜集団で動く即興=インプロヴィゼーションの形式)のようなものを公園で試そうというメールをもらったのが直接的な始まりです。2006年くらいでしたが、その頃僕は「ダンスボックス」という客席数100人くらいの劇場を持つアートNPOの制作スタッフとして働いていました。グループを作ろうという意識はなく、勝手にやっていましたね。劇場で関わった中で最も興味の湧いた作家と遊び始めたという感じです。その後、近くにいた仲間たちが合流し始め、人前でパフォーマンスをするようになりました。

殴り合う果ての関係性 contact Gonzo インタビュー

─新しいメンバーがcontact Gonzoに入るきっかけとはなんでしょう?

塚原:三ヶ尻敬悟君は大学の同級生で、暇そうだったので誘ったんです。彼とは美学科で一緒で、いろんな考え方を共有しています。加藤至君は、ダンスボックスにいた頃に知り合いました。彼は状況を開いていけるような運の良さを持っていそうだったので、合流してもらいました。自然と周りに人が集まるタイプですね。金井悠君は、加藤君の知り合いで、だいぶ「おめでたい」感じだったので楽しそうだと思い誘いました(笑)。いつも遠征先でめっちゃアホなお金の使い方をするのでおもろいんです。基本的に、みんな知り合いや友人ですね。

メンバーを増やすという事には、contact Gonzoがメソッドとして共有しうるものかどうかを確認するという意味もあります。メソッドとしてどう変遷していくのか、という事も含めて。でも、馴染むまでにけっこう時間かかる事が分かりました。新しく合流するメンバーとはいつも、稽古をしながら作品を作り上げていっている感じですね。

─なるほど。メンバーの皆さんには、もともとダンスや武道の経験があったのですか?

塚原:垣尾優はモダンダンスを長い事やっていましたが、僕も後から来たメンバーもダンス経験はありません。加藤君はいくつかワークショップに参加していたみたいですが、僕はあえてワークショップはいっさい受けない事に決めていました。格闘技をやっていたのかと聞かれる事もありますがそれも特になく、メンバーがやっていたのはむしろサッカーやラグビー、バスケといったスポーツですね。

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イベント情報

『あいちトリエンナーレ2010 / Aichi Triennale 2010』

contact Gonzo パフォーマンス日程

『non titled』

2010年9月18日(土)16:00 特別共演:梅田哲也(あいちトリエンナーレ2010参加アーティスト)
2010年9月19日(日)17:00
2010年9月20日(月)15:45 特別共演:姫野さやか(にせんねんもんだい)
会場:愛知芸術文化センター
(搬入口B) 料金:無料(要整理券)
定員:100名
※整理券は、愛知芸術文化センタープレイガイドにて、公演当日の10時から公演開始の15分前まで配付(定員に達し次第終了)。定員に余裕のある場合は、配付終了後も会場入口にて直接受付

プロフィール

contact Gonzo

2006年にダンサーの垣尾優と塚原悠也が開発・命名したメソッドの名称。人と人との間に起こる「接触」というシンプルな物理現象に起因する様々な瞬間的な事象を通し、自らにとっての「世界の仕組み」を紐解こうとする方法論。一見するとただの殴り合いのようで、時に洗練されたダンスのような優雅な動きも垣間見える特異なパフォーマンスの模様は、「YouTube」などのメディアを使って即時的に発表される。現在、大阪を主な拠点として活動。

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