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聴いた人をシビレさせるRei。4歳で渡米後、話せない苦悩を武器に

聴いた人をシビレさせるRei。4歳で渡米後、話せない苦悩を武器に

KORG
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:豊島望 編集:矢島由佳子

長岡亮介と共に、初CDを作り上げた部屋

ここは、Reiさんが『BLU』のレコーディングで使用したスタジオ。共同プロデューサーの長岡亮介さんと、様々な楽器を持ち替えながら、二人きりで演奏したことが思い出に残っているそうです。 この日は、Reiさんの使用機材の中から一部を厳選して、このスタジオに持ち込んでもらいました。

スタジオ風景
スタジオ風景

お気に入りの機材1:KORG WAVEDRUM mini

KORG「WAVEDRUM mini」
KORG「WAVEDRUM mini」

世界中のパーカッションやドラムサウンド、ユニークなシンセサウンドやオリジナル音色などを網羅したシンセサイザー、WAVEDRUMのコンパクトバージョンが本機。基本的なサウンドコンセプトは継承しつつ、スピーカー内蔵、電池駆動にも対応し、よりポータブル性に富んだ仕様となっています。本機に貼られているステッカーのイラストは、『BLU』のジャケットイラストであり、Reiさんが自身で描いたもの。

Rei:3年くらい前に、KORGのサイトを見ていたら本機の試奏動画がアップされてて。それを見て欲しくなって購入しました。宅録っぽい音作りが好きなので、レコーディングでもリズム楽器として使用しています。例えば、“JUMP”の基本的なリズムパターンはこれで作りましたね。内蔵クリップを使えば机をドラム代わりにできたり、ルーパー機能が付いていたり、ガジェットとしても楽しめるところが気に入っています。

KORG「WAVEDRUM mini」

お気に入りの機材2:Gibson「LG-2」

Gibson「LG-2」
Gibson「LG-2」

ビンテージのGibsonアコースティックギターの中でも小型で、女性でも抱えやすいサイズ感が魅力。Reiさんは4、5年前に購入したのですが、当時は同じ年代の「LG-2」が都内に7本存在し、その全てを弾き比べて選んだ逸品です。

Rei:1956年のモデルですが、枯れすぎずウェットすぎず、ちょうどいい音を選びました。今のところ、メインのアコギはこれですね。ピックアップは試行錯誤を繰り返し、現在はFenderのテレキャスターにも搭載されているマグネティックと、FISHMANのピエゾを取り付けています。指弾きのときと、ストロークのときは出力が全然違うし、出したい音色も違う。ライブで上手く弾き分けるために、2種類のピックアップを付けているんです。

Gibson「LG-2」

お気に入りの機材3:Free The Tone「Custom Made Pre Amplifier“BLUBOX”」

Free The Tone「Custom Made Pre Amplifier“BLUBOX”」
Free The Tone「Custom Made Pre Amplifier“BLUBOX”」

主にギタリストやベーシストが使用する機材の設計や製作、国内外アーティストのシステムデザインを行なっているメーカー「Free The Tone」。その社名は、ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)、デヴィッド・ギルモア(ex.Pink Floyd)、ポール・マッカートニー(The Beatles)、スティングなど世界的に有名なミュージシャンのためのカスタムプロダクツを製作しているピート・コーニッシュとリンダ・コーニッシュによって名付けられました。こちらのメーカーでカスタムメイドしてもらったプリアンプを、Reiさんは愛用しています。

Rei:Gibson「LG-2」に搭載した2つのピックアップは、ここでブレンド具合を調整できるようにしてあります。例えば、“We”(『UNO』収録)のような、ラグタイムっぽいフレーズを弾くときにはピエゾの量を多く出したり、TUBE SCREAMERとか歪み系のペダルをかけてカッティングするときは、マグネティックを上げてパンチのある音にしたり。細かいニュアンスをコントロールできるので重宝していますね。

Free The Tone「Custom Made Pre Amplifier“BLUBOX”」

お気に入りの機材4:KORG「STAGEMAN 80」

KORG「STAGEMAN 80」
KORG「STAGEMAN 80」

例えばソロで弾き語りのライブをやるときに、リズムが欲しい。リズムマシンではなく、もっと生っぽいリズムの上で演奏したい。そんな、ソロアーティストのニーズに応えるべく開発されたのがリズムマシン入りの多機能ポータブルPAアンプ「STAGEMAN 80」です。自分のオリジナル曲の構成に合わせてリズムを組み立てたり、演奏中にリアルタイムでコントロールしたり、まさに至れり尽くせりのアンプです。

Rei:今回初めて使わせていただきましたが、これはとても便利ですね。私は一人でライブをやることが多くて、「こういうときにリズムがあったらどんなに便利だろう」って思っていました。先日出演した『SXSW』(アメリカ・テキサス州にて開催されたイベント)では野外のスペースで弾かせてもらったり、海外に行くとストリートライブもやったりするのですが、そんなときにこれがあったらいいですよね。機材が重たいと持ち運びが大変なので、チューナーがビルトインなのも嬉しいです。

KORG「STAGEMAN 80」

それにしても、本当に名言だらけのインタビューでした。子どものころに言葉でのコミュニケーションに対してコンプレックスを持っていたからこそ、自分の言葉を人一倍大切にしているのかもしれません。「私の見ているオレンジは、あなたの見ているオレンジと、同じ色ではないかも知れないのは大前提」と話してくれたReiさん。それでも、否、だからこそ彼女は、目の前にいる誰かとより深く通じ合うために、シンプルなフォーマットである「ブルーズ」を用いて音楽を奏で続けているのでしょう。

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スタジオ機材リスト

コンピューター
Apple「Mac Book Pro」

DAWソフト
AVID「Pro Tools」

ギター
Gibson「LG-2」
Rickenbacker「330」
Fender「Duo Sonic」

シンセサイザー
Moog「Minimoog Model D」

パーカッション
KORG「WAVEDRUM mini」

チューナー
Pitchblack mini

ペダル・エフェクター
MXR「M109 6 Band Graphic EQ」
BOSS「RV-3 Digital Reverb / Delay」
Ibanez「TS808」
Free The Tone「Custom Made Pre Amplifier“BLUBOX”」

モニター
YAMAHA「NS-10M」

アンプリファイアー
Fender「Fender Custom Shop Woody Pro Exotic」
KORG「STAGEMAN 80」

リリース情報

Rei『UNO』
Rei
『UNO』(CD)

2015年11月4日(水)発売
価格:1,500円(税込)
Reiny / AWDR/LR2 / DDCB-12401

1. OCD
2. JUMP
3. Love Sick
4. Black Cat
5. Soleil
6. POTATO
7. We
※7インチジャケット仕様

{作品名など}
Rei
『BLU』(CD)

2015年2月4日(水)発売
価格:1,404円(税込)
ENCD-27

1. BLACK BANANA
2. Cinnamon Girl
3. my mama
4. eutopia
5. POMELO
6. Long Way to Go
7. bumble B

プロフィール

Rei
Rei(れい)

1993年、兵庫県伊丹市生。卓越したギタープレイとボーカルをもつ、シンガーソングライター / ギタリスト。2015年2月、1stミニアルバム『BLU』をリリース。『FUJI ROCK FESTIVAL '15』『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015』などビッグフェスに多数出演。2015年11月、セルフプロデュースにて2ndミニアルバム『UNO』をリリース。2016年3月、インドネシア・ジャカルタで開催された『Java Jazz Festival 2016』、アメリカ・テキサスで開催された『SXSW Music Festival 2016』に出演。

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