13人の建築家が手掛けた「犬のための建築」、実際に制作可能な設計図も公開中

グラフィックデザイナーの原研哉がディレクションを手掛けた「犬のための建築」を提案する「Architecture for Dogs」のオフィシャルサイトがオープンした。

同サイトでは、建築家やデザイナーが犬と人間の幸せな関係のために考案した建築を紹介。これらの作品を紹介するだけでなく、実際に作ることができる参考動画とPDF形式の設計図も用意されている点も特徴だ。また、製作した建築物の写真をアップして共有することができるサービスも11月22日からスタートを予定している。

紹介されている作品は、一般的な犬小屋がもつイメージとはかけ離れたユニークな13作品。ビーグル犬の遊び心をくすぐるために底面に傾斜を設けた小屋や、柴犬のための「散歩する家」、トイプードルのためのドレッサー、ダックスフンドの胴の長さを気遣ったスロープ、寒がりなチワワのための「纏う建築」など、それぞれの犬種の特性を考慮した、目にも楽しく実用的な作品群になっている。

参加作家は、ディレクターの原研哉をはじめ、アトリエ・ワン、内藤廣、妹島和世、隈研吾、コンスタンチン・グルチッチ、MVRDV、ライザー+ウメモト、坂茂、藤本壮介、トラフ建築設計事務所、伊東豊雄。ウェブサイトの制作を「tha ltd.」の中村勇吾、奥田章智、高橋昂司、サイト内の音楽を山口優が手掛けている。

なお、これらの作品は12月からアメリカ・マイアミで開催されるデザインフェア『Design Miami』で紹介されるほか、2013年10月には東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で展覧会の開催も予定されている。

(画像上から:原研哉『D-Tunnel』、コンスタンチン・グルチッチ『Paramount』、MVRDV『Beagle House Interactive Dog House』、伊東豊雄『Mobile Home for Shiba』、ライザー+ウメモト『Chihuahua Cloud』、すべての写真:photo by Hiroshi Yoda)

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