2014年のインタビュー・コラム・連載・レビューの総合ランキング1位は、InterFM『バラカン・モーニング』の打ち切りについて綴られた武田砂鉄のレビュー。惜しまれながら幕を閉じた同番組についての考察は、筆者の想いを交えた内容で賛否を集めながら、Facebookで1万9千を超えるいいね！数を記録した。
2位には、「45歳のおっさんが怒っててなにが悪い？」というインパクトのあるタイトルが冠された横山健（Hi-STANDARD）のインタビューがランクイン。「根っこの部分は10代の頃と一緒」と語る横山健の現在と、東日本大震災後の日本で「希望を持って歌う」ことの大切さを語った。
3位は、コラムニストの能町みね子がラース・フォン・トリアー監督の新作『ニンフォマニアック』について語ったインタビュー。肉体的な快楽を追求しているだけのようにみえる主人公が、実は恋愛に囚われていない主体的な女性であることを指摘しながら、男女における同作の感じ方の違いや、自身の恋愛観などを語った内容で、同作の様々な受け止め方を示した。
4位以下は、3年半ぶりに連載を再開したPaperBagLunchboxに関する連載『音楽を、やめた人と続けた人』、「異色の組み合わせ」という多くの読者の印象を覆した京（DIR EN GREY）×千原せいじ対談、批評家・黒瀬陽平による『絵画の在りか』展のレポート、マリアンヌ東雲（キノコホテル）×大森靖子の対談、ニール・ヤングがスターバックス不買運動を起こした理由の真意に触れたレビューなどが続いた。
1位 ピーター・バラカンの番組はなぜ突如打ち切りになったのか？
2位 45歳のおっさんが怒っててなにが悪い？ 横山健の生き方に学ぶ
3位 能町みね子が『ニンフォマニアック』に見る恋愛に屈しない生き方
4位 『音楽を、やめた人と続けた人』
5位 「人生200歳まで」 京（DIR EN GREY）×千原せいじ対談
6位 村上隆すらも敵に回した希代の批評家・黒瀬陽平が語る日本アート
7位 女性のエロスを探れ！ マリアンヌ東雲（キノコホテル）×大森靖子
8位 ニール・ヤングがスターバックス不買運動を起こした理由。「GOODBYE STARBUCKS!!!」の衝撃
9位 日本のゲットーが生んだラッパーANARCHY、貧しさからの学び
10位 一夫多妻制のアイドルグループ「清 竜人25」、本格始動
11位 音楽は人間より遥かに賢い ジョン・フルシアンテ インタビュー
12位 山奥で暮らす高木正勝が届ける、人生を変える「感じ方」の授業
13位 あの人の音楽が生まれる部屋
14位 思想家 東浩紀が感動した父娘の物語『インターステラー』の到達点
15位 谷川俊太郎×DECO*27対談 「詩はいつでも歌に憧れてる」
