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銀座 ソニービルに現れる「新人類」chiaki koharaのアートとは

銀座 ソニービルに現れる「新人類」chiaki koharaのアートとは

インタビュー・テキスト
Hitomi Moro
撮影:菱沼勇夫

明日締切で、90%仕上がっているイラストがあったとしても、全部消して最初から始められるんです

―ゴミを拾ってきて、キャンバスに貼り付けて絵を描かれることもあるとお伺いしましたが…。

CK:そうですね。あえて障害物を取り入れた環境で作品を制作していくと、自分の予想もしなかった作品が完成することがあるんです。ライブペインティングもよくやるんですが、会場にいたお客さんからその場で貰った素材を貼り付けて描いていったり、お客さんと相談しながら色を一緒に決めたりと、コミュニケーションの中で絵がどのようにして出来上がっていくのか、私もお客さんとその過程を楽しんでいます。

―今回の「Canvas @ Sony」グランプリ受賞に続いて、韓国のアートフェアにも出展されたそうですね。今後さらに挑戦していきたいことはありますか?

CK:コラボレーションを追求していきたいですね。以前もグンゼさんとのコラボで、私のイラスト入りの下着を商品化して頂いたのですが、自分の絵と他の要素が合体することで生まれる新しい存在感に魅力を感じています。今回のSonyとのコラボの後にも、ファッションブランド等とコラボをしていきたいと思っています。1枚の絵を見に来て頂くというよりも、いろいろな場所に私の作品が散らばっていて、chiaki koharaという存在をもっと身近に感じて頂けることが目標ですね。

―今回のコンテストで、審査員の方々はchiakiさんのことを「新人類」と絶賛されていますね。

CK:そうなんですか! 恐れ多いです。自分の絵が誰かの絵に似ているといわれるよりも、これから自分自身が、他の誰かの目標になっていけたら嬉しいですね。それでいて、楽しみながらやり続けていくということがとても重要で。今もまだまだ、自分の個性を追求し常に変化して、進化しているところです。

―そんなchiakiさんが、描くときの姿勢として気をつけていることとはなんでしょうか?

CK:私、今まで絵を描き続けてきて、「失敗したなぁ」と思ったことが一度もないんですよ。もし締め切りが明日で、今の時点で90%仕上がっているイラストがあったとしても、少しでも納得できない部分があれば、それを全部消して最初から始めることにも全く抵抗がないんです。自身の作品に向かいあったとき、直感で「これでは気持ちよくないなぁ」と感じたならば、思い切ってゼロの状態に戻ったほうが良いものが作れる。迷ったら止まらずに、常に進みつづけるという意識はとても重要だと思います。いつも今の自分が最高だと信じて、明日の自分はさらに今の自分より素敵であるように、ということを常に意識しています。

―それでは最後に、ソニービルでchiakiさんの作品をご覧になる方々に向けて、メッセージをお願いできますか?

CK:ぜひ、自由な解釈で鑑賞して頂けると嬉しいです。なぜこの絵が「LOVE」を意味しているのか、きっとそれぞれの想いや感じ方が違ってくると思うので、個々の解釈を楽しんでいただければと思います。私の絵が飾られたソニービルの正面を待ち合わせ場所にして頂けたりすると、さらに嬉しいですね! クリスマスのあとは、お正月、そして来年夏の3回に渡って、chiaki koharaの作品が銀座 ソニービルに飾られていきます。お正月の絵の内容はまだ秘密なんですが、新年の幕開けにピッタリなアートを準備していますので、ぜひ楽しみにしておいて下さいね。

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イベント情報

『Canvas @ Sony 2011 グランプリアーティスト chiaki koharaアートウォール掲出期間』

1作品目:2011年11月28日~12月25日
2作品目:2012年1月1日~1月31日
3作品目:2012年夏

プロフィール

chiaki kohara(チアキコハラ)

1986年7月7日生まれ。大阪出身大阪在住。UNIQLO CREATIVE AWARD 2007 草間彌生賞受賞。イラストレーションチョイス宇野亜喜良審査入選。2010梅田〔E-ma〕で行われたFM802digmeout exhibition2010に参加。御堂筋アートグランプリで「さくらぱんだ」にライブペイント。その他ガールズバンド「ねぐりぢぇ」のCDジャケットなども制作。現在は各地でライブペイントにも挑戦中。作風としては、大きな耳に、奔放に手足の伸びた女の子たちが特徴。アクリルガッシュとボタンやレース、お菓子のパッケージなどの様々な素材で作り上げられる極彩色の世界観は、女の子なら一度は憧れたであろうワンダーランド。DMO ARTSで開催された初の個展では作品がほぼ即完。着実に多くのファンを生み出している。

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