「月刊CINRA」連載 あの雑誌の特集、予想します。第16回「女子カメ●」

第16回 「女子カメ●」1月20日発売号の特集
特集名「空をキレイに撮る方法」

引き続き勝手に雑誌の予想をし続けた一年、結構当たってる感触はあるんですが、まだまだ見本誌は届きません。不景気で見本誌の数を減らしにかかっているのかもしれませんが、そこを何とかお待ちしております。さて、今回取り上げる雑誌は「女子●メラ」。数少ない友人の中から更に数少ない丸の内OL系の友人と話していますと、とにかく許せないと。何が。休日にカメラぶら下げて空を撮っているような女子が。なぜ。だって、あんなの、誰だって撮れんじゃん、それをいっちょまえの作品ぶりやがって。あらら、言葉遣いが宜しくないこと。

第16回
「女子カメ●」1月20日発売号の特集

しかし、共感。わたくしもそう思うのであります。被写体としての空、草木、そして商店街、公園、路地。それらはそれ自体がとてつもない情報量を持っている。その情報の切り取り方のセンスが問われるのが写真なの、と言われればそりゃあ仰る通りですが、あの情報量に委ねればある程度のものが撮れるって。機械と対象が既に仕上がった状態に、感性とかセンスをまぶしていくのは、ちょっと安直すぎやしませんか。そのくせ語る。私の写真のテイストとかってさ。

「女子カ●ラ」の表紙を飾るのは、蒼井優に宮崎あおいに木村カエラ。わあ、ズルい。「ちょっと安直すぎやしませんか」と申した発言を即座に訂正しかねないラインナップに男子がダンマリを決め込んだ辺りで、女子は首からカメラをぶら下げてそそくさと外出するのでしょう。下北沢なんかを歩いてますと、彼女が道端で何か撮っているのを待ってる手持ち無沙汰な彼氏って構図もあったりして、こちとら、その風景をダイソーで買ったインスタントカメラでカシャリとやりたくなってしまうんでありますが、ちっくしょう認めてしまうよ、休日の風景としての、抜群の完成度を。

空というのは様々な表情を持つ。その日、その時間ごとに見え方が変わる。困ったら空を撮るじゃんアイツら、丸の内系OLはそう言った。そんなこと言っちゃダメだよ、空の撮り方だって色々難しいんだから、どこで撮るとか、光の入れ方とかさ。あら、いつの間にか「女子カメ●」側の人間になっちゃってる私。「女子カ●ラ」の次号は、そんな悩めるホリデーガールズフォトグラファーとそこに引っ付くボーイズに送る、空の撮り方特集です。表紙は……そうだな、まずは深津絵里に交渉しましょう。ダメなら、次は吉高由里子で。

[結果報告:的中率20%]
次の表紙を飾ったのは、深津絵里でも吉高由里子でもなく、榮倉奈々でした。特集名も「みんなが知りたい 基本と撮影のコツ Q&A65」と大ハズレ。具体的な被写体を選ぶ前に、基本をコツコツ学びましょうと。空を撮るのは、基本をおさえた後で、かな。春めいてくれば、空がキレイですよ。次こそ。



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